人に感動を与えられる仕事・・・って素晴らしいですよね。価格の安さは大きな武器となりますが、単なる安売りだけでは私たち女性は満足しない。ここ数年、顧客感動 (Customer Delight)なる言葉をよく耳にします。
顧客満足(Customer satisfaction)以上の感動を味わっていただく・・・永年エステ業界に身をおく私は「求められている事を提供するのではなく、それ以上の何か・・それが当たり前」だと思って実践してきた。
正確に言うなら、それは無意識のうちに自然に行われていたような気がする。相手が望む距離の境界線を越えることなく、目配り、気配り、さりげなく、当然の如く・・・・。
ホスピタリティ(hospitality)は、 「心のこもったもてなし。手厚いもてなし。歓待。また、歓待の精神」と言われていますが、それを感じるのは高級ホテルに行った時。
私が好きなホテルは、大阪ならリッツカールトン、東京なら帝国ホテル。
今回はリッツカールトン大阪について。
まず、ワンフロアーの部屋数が少ないので、全ての部屋がエレベーターから遠くないのがいい。ちなみに博多のキャナルシティのハイアットはとんでもなく遠い部屋があります。クラブフロアのラウンジはかなりスタイリッシュですが・・・
以前宿泊した時、数百円の追加料金を支払えば、すでに付いているスプレンディードのバッフェ朝食をルームサービスの朝食に変更できることを知り、注文してみた。ジュースは好きな物を選べる。オレンジ、グレープフルーツ、トマトって選択肢が書いてある。
その頃、にんじんジュースに凝っていた私。ルームサービスの番号を押した。
「おはようございます、春日様」
「すみません、朝食をルームサービスに変更したいのですが」※ちなみに豪華な和朝食のルームサービスにも変更できますがこの時は洋食で。
「かしこまりました、ではお飲み物もお選びいただけますが」
「すみませんが、このメニューに載っていないのですが、生のニンジンとリンゴを絞っていただいてジュースにしていただけませんか?」
その返事・・・・「勿論でございます、春日様」・・・と!
さらに、「ニンジンとリンゴの割合はいかがいたしましょうか?」・・・ときた。
この出来事以来、私はリッツのホスピタリティの伝道師みたいに、あっちこっちで話しちゃっています。
時々京都を離れ大阪に行き、プレイスオブハーモニーでエステ、その後は5階のラ・ベでフレンチ、そしてバーへ。
ああトム・クルーズが隣にいたらもっといいのに・・・「いやいや、ブラビでしょ」とちゃちゃがはいる。
リッツの窓からの朝の大阪の景色↓・・・こんな贅沢もたまにはいいよね。
その2につづく・・・・