東京珍道中01つづきです。
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1日目の鬼門を無事通過。良い目覚めの2日目は早朝から行動!
本日は、知り合いの方に勧められたルートを歩く旅&今回の旅のメインへ。
まずは築地市場へ。
移動しちゃいますからね。一度くらいは見ておきたい!
朝から、場外はすごい人・人・人!
京都の錦市場もいつも賑わっていますが、敷地の広さと路地の狭さでさらにすごいですね。
朝から丼!元気!
Nursery京都店でディスプレイに使えそうな小物もゲット♪
その後は歌舞伎座、銀座でオンオフ交えていろんなものを吸収~
八海山の壁!
いつもと違う街並みを歩くのは楽しいです。
放っといたら、けっこう一日中歩き回ったりしてしまいます。
あと、今回のオフ側のメインイベントはこれ。
装丁の奇才・祖父江慎+コズフィッシュの「ブックデザイ」展。
何というか、脱字じゃないかとヒヤヒヤする展覧会名。
ちょっと変わったブックデザインを見かけたとき、表紙裏をめくってみてください。
たぶん、だいたいこの人の名前が載っていると思います。
この展覧会、本に携わる人だけではなく、デザインをする人、表現することが仕事に密接している人は、絶対に見に行った方が良い。
私は、祖父江さんはものすごく変わった人だからおかしなことができるんだとずっと思っていたのですが、仕事って、やっぱりそれだけじゃ成り立たないんです。
文字組みやデザインの指示に関する、妥協ないポイントの細かさ。
紙や色に対する、コスト感も含めた知識。
ああ、これはプロの仕事だ。
アイデアと知識(経験)とコストっていうのは、どれが欠けてもだめ、という考えが
私の人生の中で教訓のように一定のサイクルで回ってきます。
芸術家だったら、コストなんて考えずに、自分の思う通りの表現を広げたらいい。
でも、商業として表現をする人間には、必ずクライアント(対価を出す人)が存在するのです。
それは、会社であり、お取引先であり、お客様であり。
そういう人たちが納得する、喜ぶことが、仕事の前提。
それは見やすさであり、心への響き方であり、トキメキの感覚であり。
この、仕事に関する価値観は、戒めという意味も含め、私の宝物になりつつあります。
日比谷公園で見つけた、フライングの桜。