こんにちは。
土日は、一気に暖かくなり、春が来たようでしたが、今日は、また気温が下がり、冬になるようです。
こうやって、寒暖を繰り返しながら、季節は進んでいきますね。
さて、この週末、私は大阪まで、贔屓(ファン)にしている役者が出演している舞台に行ってまいりました。
蜷川幸雄先生演出の「元禄港歌」というお芝居です。
この作品は初演から36年ぶりの再演だそうです。
劇中歌は、美空ひばりさんの「元禄港歌」。
美空ひばりさんの情感深くしっとりとした歌声がこの舞台の世界観を醸し出していました。
また、舞台装置もとても素敵で、赤い椿が劇中、降り注ぐ、何とも幻想的でした。
内容は、元禄時代の播州の港町。親子、男女の運命が絡み合い情念が渦巻く、哀しい物語です。
しかし、今回の舞台は本当に贅沢で、人形、三味線と市川猿之助さんの歌、能と芸達者な役者さんたちの
お芝居、とても見応えがありました。
猿之助さんの女形は、とても艶っぽく、女として、母としての愛に苦しむ様子を演じられていました。
さすが、歌舞伎役者だけあって、声の良さ、はり、纏っている空気は凛として、感動しました。
後、個人的には、お浜さんを演じた新橋耐子さんも良かったです。
このお芝居を見て、つくづく人というものは、いつの時代も、「滑稽で愛らしく必死に生きている」んですなぁ。
この舞台は、昨日(2月14日)で、大千穐楽を迎えましたが、いつも観ていた舞台とは違う感じで
今回観劇できて良かったです。
舞台を観劇すると何だか気持ちが浄化されるような気がします。
皆様も、機会があれば、生のお芝居を見られてください。お勧めです!!