こんにちは。
今週も寒い朝から始まりました。
しかし、京都の今週は最高気温が10℃超えるようです。
少しは暖かくなるのでしょうか?
さて、私、「香水 ある殺しの物語」という本を読んでいます。
何年か前に、公開されて映画「パフューム」の原作です。
昨年末に受講したアロマの講座の先生が、この映画の日本公開のとき、NHKホールで
試写会が開催され、「パフューム」のイメージの香りを噴霧するという企画を
担われたそうです。
ちなみに、その香りはとても妖艶な仕上がりになったそうです。
その先生が原作本では、香りの描写がとてもされていて、面白いのでお勧めですと
言われたので、読み始めました。
確かに、芳香から悪臭までの描写がされていて、香りを仕事にしている私としては、
とても興味深いものです。
映画をご覧になられた方は、ご存知ですが、主人公の男は、自分自身は無臭で、
嗅覚がとても優れています。
ありとあらゆる物質の香りを熟知し、香りが香ってくる場所までわかる、犬以上の嗅覚、
そして、素晴らしい調香の才能を持っています。
ある日、街から今まで香ったことのないいい香りが香ってきます。
その香ってくる方向をたよりに、香りの元を探します。
そして、ある少女から香ってくることがわかり、後をつけて、その香りの詳細を知るために、
結果的に、少女を殺めてしまいます。
彼には、もちろん罪の意識はありません。
理想の香りを得たいがために、欲望のままに行動をします。
正直、この主人公は、気味が悪くて、あまり共感はできないのですが、ありとあらゆる物質の
香りの熟知と調香の才能は、羨ましくなります。
まだ、半分しか読んでいませんが、今後どのような香りの描写があるかとても楽しみです。